ごあいさつ

2024/04/11に創業13周年を迎えました。日頃よりご利用いただきましてほんとうにありがとうございます。

振り返ってみると

店舗がなくなってからも、変わらずにご利用してくださる方々にとっても支えていただいております。

思い出せば、コロナ禍の少し前から、社会情勢や不景気などで、店舗運営が厳しく、それでもなんとか続けようと取り組んできました。

結果的に、2021年10月に店舗を閉じて、駆け抜けてきた30代の整理整頓、そしてこれからどうしたらいいのかと、考えて、そしてできることをやってきた3年間だったかなと振り返っておりました。

店舗があること、そして店舗がないこと

店舗があるだけでいろいろな人と交流する機会があったなと思いながらも、店舗を閉じてからもご縁があると言う不思議で奇妙なことも体験しております。

一般の人たちは、物質的に「店舗」がないと、店が存在していないような、そんな扱いをされます。これが差別なのか、区別なのか、よくわかりませんが、なにかしらの「壁」のようなものを時折感じます。

たとえば店舗があれば、取材の機会もあり、お客さんの目的にもなり、「場所」なのか「居場所」なのか、そんな「空間」というか「場」がありました。

いっぽうで、その「場」によって制限されることもあります。

逆に店舗がないと、自分から様子を見に行ったり、届けに行ったりと、「場」を変えることができて、自由度は高くなりました。

ご縁は巡り、新しい流れへ

13周年を迎えて、昔から関わってくれる人たちがいます。もちろん、途中で疎遠になったりもしますが、それでもまた巡ってくると言うか、連絡をもらったりして、不思議な気持ちになります。

スピリチュアルに表現すれば「魂が近いところにあるのかな」というような感覚です。

巡るご縁もあれば、手放して新しいご縁の流れに身を置くこともできました。中年になってから、新しいものからも遠ざかっているような感覚があります。

でも、まだ見ぬ世界はあるし、体や感覚は衰えてくるものの(若かった頃には当たり前だったこと)、積み重ねてきた経験がひらめきを与えてくれることも増えてきました。

たとえばそれは、いままで見ているようで見ていなかったナニカに触れ、気持ちがワクワクしたり、いままでは興味が芽生えなかった感覚に触れて「そういうことだったのか」と思えるようなことです。

これからのこと

先日、ある経営者の方にお会いして雑談をしていたら、「今年はどうするんですか?」と聞かれました。先方の気持ちや方向性も伺っていた流れでの問いでした。

ボクは「今年は風のように生きようと思います」と答えました。

40代になって数年経ちました。

気がつけば40代に何をするか悩んで終わってしまうような焦燥感も持ちつつ、ようやくその悩みの種が発芽し、どんな葉や花や実をつけたいのか、について、イメージできるようになってきました。

店舗を手放して拠点となるような「場」がない状態ですが、呪術廻戦のように「領域を展開」することはできるのではないかと思います。

昨今の漫画やアニメをみていても、概念や想像力がいかに大切で、人生を左右することも、痛感するからです。

いっぽうで、前時代の知の巨人といわれるような人たちの書籍も読み、「地の時代」「風の時代」と移り変わる価値観やエッセンスを学び、インストールしつつ、自己を変容していくことも同時にしているつもりです。

学びの領域展開

というわけで、今年は学びの機会を作れるようにしたいと思って、新しいサービスもはじまりました。これは領域展開的なことで「LINE講座」によるオンラインクラスです。

それと同時に並行して、実際に集って、味わったり、雰囲気を感じ、領域に実体を置く「体験会」みたいなものもしていきたいなと思っております。

おわりに

13周年で思うことを綴らせていただきました。実験的な取り組みもございますが、風のように、いろいろなことを試しながら、心地よい風をみなさんに届けられるようになれたらいいなと思っております。

繊細で細かいことも大切にしたいのですが、数を重ねることで、磨き、洗練されていくことが大切だと思うようになりました。

新しい毎日を過ごしたいと思う方、ぜひこの「風」に吹かれたり、乗ったりしてみませんか?

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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